かめびし にがり入りこいくち醤油

香川県の東端に位置した東かがわ市にある、かめびし醤油さんの「にがり入りこいくち醤油」です。

むしろの上で麹を寝かせることで水分調整をし、窓開閉を調整することで温度管理する「むしろ麹法」と呼ばれる製法で麹を作り、その麹を使い醤油を作っている醤油蔵さんです。

そして、2021年07月16日に香川(讃岐)のしょうゆ醸造法が無形民俗文化財として登録されました。上記のむしろ麹法も無形民俗文化財の登録要素のひとつとなっているそうです。

文化庁PDF
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/93247304_01.pdf

この醤油は、職場で発酵食品を手作りしている方がおり、「じつは醤油好きなんです」とお話したところ、美味しい醤油があるよということで、このお醤油を頂きました。

さてそんなわけで、醤油を口切りしてみると、そこから今までの醤油とちょっと違いました。香りが強い、そして華やかな良い香り。まるで熟したグレープのような香りですね。開けてすぐにそこら中に醤油の香りが漂います。

口に入れると一番に香ばしさとあふれる強いコクと旨味。ドーンときます。む、む、、。すごい。。
まるで再仕込み醤油のようなコクと旨味。そして味わい深く複雑な味がします。この醤油も唯一無二ですね。
野球で言うととりあえず、4番を任せられる主砲タイプって言うんでしょうか。他の食材などに負けないしっかりした醤油です。薫りもさることながら味もしっかり。後味は、香ばしい香りが残りつつ、強い旨味が余韻となります。

色はしっかり濃い色です。赤褐黒色で奥深い色ですね。

料理に使うなら煮物や煮込みがおすすめです。また甘辛煮や甘辛の焼き物などもいいですね。

とうめし
山芋の豚肉巻き 甘辛タレ

つけかけも良いとは思いますが、肉のような旨味の強いものと合わせて調理をすると本領を発揮するイメージです。酒など調味料で割ってもあまり味が薄くならないので、使用する量に注意が必要です。初めて使うときは、ちょっとづつ試しながら使うのがいいと思います。
牛丼も作ったのですがこれも美味しかったです。

ちなみにこの醤油で燻製醤油を作っていましたが、これまたド派手な燻製醤油が出来ました。燻製の香りに醤油が負けていません。華やか!こちらはポテトサラダに入れて食べてみました。

ちなみに「このにがり入りこいくち醤油」は、50ml、200ml、500ml、900ml、1.8Lとサイズがあり、はじめての人でも、小サイズから試すことができるのが嬉しいですね。商品もこのほかにうすくち、再仕込み醤油、だし醤油などがありますが、注目は「古醤油十歳造」。十年熟成のお醤油とのこと。これは一度味わってみたい逸品ですね!

※写真のサイズは500ml瓶です。おいしく頂きました。

かめびし屋 にがり入りこいくち醤油
品 名    : こいくちしょうゆ(本醸造)
ブランド   : かめびし
製造者    : かめびし醤油
カテゴリ   : 濃口醤油
発酵熟成   : -
仕 込    : -
原 料    : 大豆(国産)、小麦(国産)、食塩、粗製海水塩化ナトリウム
塩分濃度   : -
ホームページ : http://kamebishi.shop/
購入場所   : いただきもの
作ったもの  : とうめし、うどん、そば、甘辛タレ焼きなど