傳右衛門がんこたまり

伊藤商店 傳右衛門 がんこたまり

愛知県武豊町の伊藤商店さんの「傳右衛門 がんこたまり醤油」です。武豊町は、昔よりたまり醤油作りが盛んな町だったそうですが、かつては50軒ほどあった醸造元が現在6軒(丸又商店、伊藤商店、南蔵、中定商店、カクトウ醸造、泉万醸造)となってしまったとのことです。今でもそのいくつかの醸造所は、たまり醤油を作っているようですね。参照:味の蔵たけとよ

「傳右衛門 がんこたまり醤油」を造る伊藤商店さんは1859年初代吉野屋傳右衛門さんが創業。現存する6軒の醸造元の中では2番めに古い醸造元ということになります。

さて、この「傳右衛門 がんこたまり醤油」ですが、200年モノの杉木桶で3年熟成された醤油で、塩分16%と少しだけ低めです。味は口入ると豊かな旨味が広がり、熟成の旨味、甘味を感じます。まろーんとしたうまみが舌の上に広がり、そのまま旨味が持続するコク豊かな醤油です。

個人的におすすめだったのは、とろろご飯にかける食べ方です。これは非常に美味ですた。山芋の旨味のなかに風味豊かな醤油の味が広がってうまい、、。
あとはマグロの刺身(赤味)これはも美味しかったですね。また水分を飛ばした餅を揚げ餅にして、この醤油をかけて食べたのも非常に美味でした。エンドレスリピート餅になりますね。もちろん焼き餅にも○です。
ほかでは、すき焼きやるときの割下に使うのも良いと思います。

煮物などへの使用ももちろん良いのですが、普通の醤油と同じ分量で使おうとするとエライ濃い味になるので、味見しながらの調理を推奨します。他の醤油もそうですが、初めての醤油を使用するときには、ほかの醤油と同じ感覚で使うとたまに失敗しますのでご注意を。開封後は要冷蔵です。

同じ伊藤商店さんのもので、もう少し高い「傳右衛門たまり」というものもあるそうなのですが、関東のスーパーではあまり見かけないのでいつか試してみたいものですね。「傳右衛門たまり」より「傳右衛門 がんこたまり」のほうがあっさりとのことなので、いったいどのくらいまろーんとするのか気になります。

※写真のサイズは200ml瓶です。おいしく頂きました。

傳右衛門 がんこたまり
名 称    : たまりしょうゆ
ブランド   : 傳右衛門
製造者    : 伊藤商店
カテゴリ   : たまりしょうゆ
発酵熟成   : 3年
仕 込    : 木桶
原 料    : 大豆・食塩
塩分濃度   : 16%
ホームページ : https://www.kuramoto-denemon.com/
購入場所   : スーパー
作ったもの  : とろろ、山かけ、マグロ、揚餅など