深井醤油 超特選 吟醸 丸大豆しょうゆ

本日は関東埼玉武蔵野の醤油です。

武蔵野うどんの街、団子の街である埼玉県所沢市に1856年(安政3年)に創業した深井醤油株式会社さんの国産大豆100%使用の「吟醸 丸大豆しょうゆ」です。

深井醤油さんのある所沢及び武蔵野の土地は、土地柄的に田んぼが作られず畑農耕が主流だったため小麦文化が形成され、武蔵野うどんが名物なりました。
また、畑で作られている米・陸稲も作られておりこちらは田んぼで作られる米より若干味が落ちるため粉にして団子にしていたことから焼団子も名物となりました。そんな所沢の焼団子は組合の昔からの取り決めにより、深井醤油の醤油を使用したもののみが「所沢の焼きだんご」と呼ばれるそうです。

というわけで、そんな粉もの地域で作られる醤油はどのようなものでしょうか。

きれいな赤褐色の色味

口に入れると旨味をしっかり感じます。コクもしっかり、塩分もしっかりとしたド正統派濃口醤油ですね!

おいしい。

口の中に残る後味は、旨味が長く続きます。余韻があり心地よいですね。

旨味をきちんと感じられ、コクもある醤油なので、塩味が尖っているという印象はありません。かといって香りが凄く華やかとか、主張が強すぎるということもなく、食材と合わせても主張しすぎるということはなく味がしっかりと同居してくます。逆に旨味の強い食材と合わせても醤油の味も感じることができるので至極バランスの良い醤油と感じます。

まさに醤油の正統派、摯実でワンランク上の美味しいお醤油ですね。

まずは餃子につけて。もちろんうどん、焼団子も良いのですが、所沢にはもう一つソウルフードがあります。関東、関西に約100店舗を持つ「餃子の満州」です。餃子の満州は所沢にて創業しました(現在の本社は川越市)。

今回は餃子の日に生餃子を購入し焼きました。「吟醸 丸大豆しょうゆ」にラー油のみ!これぞ所沢ストロングスタイルの完成です。

豆腐ステーキ
みたらし団子所沢焼団子仕立て

デイリーユースの醤油をワンランクアップしたい方へおすすめの一本ですね。マグロの赤身などの刺身に、冷奴に、煮物に、焼き魚に。一般的な使用方法での使用はもちろん、汁ものへの使用も良いと思います。

ちなみに所沢の焼団子に使用される醤油は「金ヤマホ」という商品で、屋号のヤマホは創業者深井保平さんの「保」から取られた名前です。こちらは焼くと香ばしい香りが特徴で、浸け焼き、焼いたものに浸けみたいなものは間違いないですね。

深井醤油さんの店舗は所沢市の旧庁舎近くのヤオコーショッピング施設内にあるのですが以前は同じ場所に製造所があり、筆者が小さい頃オザワスポーツ裏から旧庁舎に抜けていく時よく通っていましたが、なんかすごいいい香りがする工場があるぞと思っていました。
その頃には、ファルマン通り沿いでも焼団子の香りがしていたので、あの香りはすべて深井醤油さんの醤油の焦がした醤油「金ヤマホ」の香りだったわけですね。
今でも完全に脳にすりこまれています。あの香ばしい香りはすぐに思い出せますね。所沢の給食出ていた埼玉ロードサイドの雄「山田うどん」と共に所沢で育った人間には原風景のひとつなんだと思います。

右が店舗で左の土蔵が資料館
コンプラ瓶発見。いいな。

現在所沢では新名物のB級グルメ「ところざわ焼きそば醤油」も人気沸騰中なのですが、深井醤油さんでも「ところざわ焼きそば醤油」を販売中です。こちらは焼きそば特化型醤油ですね!他にもたまりづけも名物ですので、こちらも購入したい一品ですね。

※写真のサイズは150ml瓶です。おいしく頂きました。

深井醤油 超特選 吟醸 丸大豆しょうゆ
品 名    : こいくちしょうゆ(本醸造)
ブランド   : ヤマホ
製造者    : 深井醤油株式会社
カテゴリ   : 濃口醤油
発酵熟成   : -
仕 込    : -
原 料    : 大豆(国産)(遺伝子組み換えではない)、小麦、食塩
塩分濃度   : -
ホームページ : https://yamaho-fukai.com/
購入場所   : 店舗購入
作ったもの  : デイリー使い!餃子はマスト。