向出醤油醸造元 本造り醤油宝扇 甘露 さいしこみ

再仕込醤油

さて本日もThrowback投稿のため少々画像は少なめです。

奈良のお醤油、向出醤油醸造元(向出商店)さん「本造り醤油 宝扇」の「甘露 さいしこみ」の紹介です。このちらの向出商店さんは奈良の「東大寺」の西端一条通を望む転害門の近くにあるお醤油屋さんです。以前の務め先の保養所の近くにあり、散歩していた時に出会ったのがきっかけでこちらを購入したのは二度目の訪問時になります。

宝扇濃口醤油は、わりと辛口ですが華やかなで豊かな旨味と切れ味良い後味が特徴の醤油でしたが、こちらの再仕込み醤油はどんな味なのでしょうか。

そんなわけで、一口まずは味見のペロリ。
まずはしっかりぐっと旨み。そのあと後から感じるじんまり甘みともう一度の旨み。

じっくりくる旨みタイプのこの再仕込み醤油は、えぐみや嫌な癖や甘すぎることもなく、濃口醤油の旨味を増幅させた美味しさでした。再仕込み醤油は、構成する味わいに濃さ故の独特の苦味みたいのを感じる時もあるのですが、こちらはあまりそのようなものも感じませんでした。

濃口も再仕込み醤油もシンプルに美味しいんですよね。宝扇醤油。

濃口宝扇は切れ味すっぱり系中日岩瀬のスライダーだとしたら、こちらの再仕込み醤油は、オリックス星野伸之のスローカーブタイプ。あの緩やかな球の残像が、後に残る余韻と重なります。
どうしよう伝わらない人には全く伝わらない例えを使った気がしますが後悔はありません。

前にくる旨味と残る余韻。
心地良い醤油でした。

煮物などの味を決めるときの一手に、また刺身に、照り焼きに、お肉を焼く時にほかにも色々と使ってみました。

大女将さんおすすめのポン酢に、だし醤油。あと白味噌も店頭販売していたように記憶していますが、次回は淡口醤油かだし醤油をゲットしたいと思います。二度あることは三度ある。
そんなわけで三度目の訪問が楽しみです。

オンラインなどで購入は難しそうなお醤油なので、行くしかないという感じなので、行きているうちに何度行けるのか。そんな楽しみ方もありますね。

※写真のサイズは300ml瓶です。おいしく頂きました。

向出醤油醸造元 本造り醤油宝扇 甘露 さいしこみ
品 名    : さいしこみしょうゆ(本醸造)
ブランド   : -
製造者    : 向出醤油醸造元(合名会社向出商店)
カテゴリ   : 再仕込み醤油
発酵熟成   : 製造に約2年
仕 込    : 木桶
原 料    : 大豆・小麦・食塩・アルコール
塩分濃度   : -
ホームページ :  http://www.eonet.ne.jp/~mukaide/
購入場所   : 向出醤油醸造元(合名会社向出商店)
作ったもの  : お肉にドーン